ヤングビーナス秘話
自然の法則から生まれたヤングビーナス
“湯の花”の効用は確かに著しいものでした。
けれどもおおきな欠点もあったのです。
それは天然の素材そのままでは酸性度が強く、風呂釜がいたむこと、石けんの泡がたたないこと、更に精製度が低いために不純物が混入していること、また皮膚の弱い人には効力が強すぎるなどの短所をもっていたのです。
佐分利清一は、“湯の花”を薬として世に出すのではなく、あくまでも入浴剤としての挑戦を開始しました。
いつでも、誰でもが気軽に温泉を利用でき、その恩恵を受けるために、こうした短所は必ず越えなければならないハードルでした。

佐分利清一は、“湯の花”を薬ではなく入浴剤として世に出したかった。
自然学・植物学・鉱物学とあらゆる分野を再び学んだ佐分利清一は、一つの結論にたどり着きました。
それは、火山より流れ出る酸性度の強い水が、川となり海に流れその一生を終えるときには、弱いアルカリを示すという事実です。
温泉も高温から低温へ、烈しいものから温和なものへ、酸性から中性へと荒々しいものをならし、落ちつかせ、さらにそれを豊かな実りに結びつけるすばらしい包容力の中に大自然の摂理とがある。
これこそが“湯の花”を生かす方法だという結論を見出したのです。
“自然の二法”荒々しいものと優しいもの、高温と低温、陽と陰、動と静、全てのものにこの“摂理”が働いているとするならば、強酸性の湯の花に高純度のアルカリを配すればよいではないか。
かくして高純度アルカリ、セスキ炭酸ナトリウムとホウ酸を配した画期的な入浴剤の誕生となったのです。
こうしてヤングビーナスは、“大自然の摂理”そのままに、世に出されたのです。
時に昭和36年(1961年)、佐分利清一が研究に着手して11年もの歳月が流れさっていました。












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別府温泉天然湯の花とは


