温泉の秘密を探る
温泉ミネラルと温泉効果
温泉に含まれる地球内部のさまざまな鉱物質(ミネラル)が、温泉の不可思議な効力の源であることは皆さますでにご存じだと思います。
今回は、その効果についてご説明しましょう。
温泉と成人病
生活の質が向上し食生活が改善されるにつれ、現在は、逆に欧米型の成人病が増えつつあります。
また社会生活の複雑化がもたらす影響は、私達の健康管理にも大きなマイナス要因となっています。
成人病といえば、その代表的なものが高血圧や動脈硬化、それに脳卒中などの循環器系の病です。
昔から温泉は、こうした病気の療養ばかりでなく、予防の意味からも活用されてきました。
長野県内村温泉郷の鹿教湯温泉(かけゆおんせん)は特に有名です。
美ヶ原の東北、内村川の上流に位置する鹿教湯温泉は、文字通り傷ついた鹿が教えた湯の伝説が有り、高血圧・中風・脳卒中の予防や病後のリハビリテーションに広く利用されています。
大湯の前の中気坂を登り、その先の五台橋を渡り、急な石段を登って文殊堂まて参詣できるようになると病気が快癒した証と言い伝えられています。
鹿教湯温泉をはじめ神経痛やリウマチに効果が高いといわれる温泉は、概して温度が低く、ぬるい湯に長時間つかることで疾病の回復に当てているようです。
また温泉ばかりでなく、山あいの自然を利用した遊歩道などの活用といった適度な運動との組合せで、より一層の効果が上がっています。
温泉と美人づくり
「美しくなりたい」「きれいな肌を保ちたい…」これは女性なら誰しも抱く思い。
そんな夢をかなえてくれるのが群馬県吾妻郡の川中温泉です。
ここの温泉は明礬泉で泉温は36度。これもぬるめの温泉です。
しばらく滞在しているとシミやソバカスが消え、肌が見違えるほどきれいになるといわれています。
全国に「美人の湯」といわれる温泉は幾つかありますが、細かく見ていくと、重曹泉やアルカリ性泉が多いことが分かります。
ご存じのとおり、これらは皮膚の脂をおとして肌を表面から美しくする一方、皮膚の付近にある毛細血管を刺激することで血行を促進させます。

そして内臓の各機能を活発にする働きで、いわば内側からの美肌づくりを実現させます。
したがって、美人の湯の条件としては、肌の汚れを落とす作用と、皮膚を適度に刺激して細胞を生き生きと賦活することが必要です。
さらには、こうした効果を高めるためにぬるめの湯にじっくりつかること。
温泉はその中に含有されるいろいろな成分の働きで、サラ湯のようにからだに受ける温熱の作用が直接的でないだけに長時間入っていても、のぼせにくいのです。





















