別府温泉 天然湯の花とは
湯の花のできるまで
このコーナーでは、別府温泉の湯の花がどのようにして作られているかを簡単にご説明致します。
他の温泉地とはちょっと違う湯の花採取法をご覧下さい。
1.湯の花の原料、青粘土(モンモリロナイト)を採掘する
湯の花作りにかかせないのが、この青粘土(モンモリロナイト)です。
青粘土は別府地方特産のごく粒子の細かい粘土で、鉄やアルミニウムなど鉱物質を豊富に含んだ、非常に特殊なものです。

▲地中から採掘された青粘土。
2.湯の花小屋を建てる
基礎石の上にタル木および竹で骨組みをし、チガヤとワラで幾層にも丹念に積み上げます。
釘やカスガイなどの金属製のものを一切使用していないこの小屋も湯の花を風雨から守り、さらに室温、湿度を一定に保つ役割を果たすと寿命が尽きます。
平均して三年くらいの命です。

▲釘などの金属を一切使用せず小屋を建てる。
3.湯の花小屋の中に石を敷き詰める
地面を少し掘り下げた位置に小屋ができると、その中に大、中、小の栗石(グリイシ)を蒸気が均等に出るよう、隧溝とよばれる蒸気の通り道をつくり、わずかなすき間をあけながら敷きつめます。

▲重機が入らないため、すべて一輪車により搬入される。
4.ワラ、白粘土、青粘土を小屋いっぱいに敷き詰める
栗石の上に乾いたワラ、チガヤを敷きつめ、その上に白土(青粘土は一度湯の花を作るとミネラルが抜けて白土に変わる)を20〜30cmの厚さに敷きつめます。
粘っこい粘土を手で砕きながら、一定の厚さにし、足先に全神経を集中して硬すぎず、やわらかすぎず踏み固めます。

▲ねばっこい粘土を敷き詰めるのは、かなりの重労働。
5.湯の花小屋に温泉ガスを引き込む
昔は自然の温泉ガスの噴気をたのみに湯の花を咲かせていましたが、現在は、バルブで噴気を一定量供給されるようコントロールしながら湯の花小屋へ送っています。

▲地底から勢いよく吹き上げるため、バルブでコントロールする。
6.時間をかけて育てた湯の花
噴気が通って約10日後には、表面に霜柱のような湯の花が育成します。
その湯の花を一度踏み固め、さらに夏期で40日、冬期で60〜70日の時間をかけると、約5センチ程に湯の花が成長します。

▲小屋の中で育成した湯の花。すべて手作業で採取される。





















